花材:ニューサイラン/カラー/カーネーション/レザーファン
主枝:ニューサイラン/器の直径+深さの1.5倍以内
副枝:ニューサイラン/主枝と同寸から3/4
客枝:カラー/主枝の3/4から2/3
かなりお約束の少ない、自由度の高い生け方だと思います。
・剣山を3つ不等辺三角形になる位置に置き、主枝の剣山が手前に来る。
・主枝は客枝側に傾け、客枝は副枝側に傾け、副枝は主枝側に傾ける。
・主枝と副枝を高い位置でクロス、副枝と客枝を低い位置でクロスさせる。
・丸い水盤に生け、役枝は水盤の円柱から外には出ない。
教本には違う言い方で、もう少しいろいろ書いてあるのですが、ポイントは上記と解釈しました。
役枝の配置はそれほど問題なく生けられたのですが、問題は剣山を隠すように生けるレザーファンとカーネーションです。
それぞれに変化を持たせるように生けたいのですが、花材は一緒、数も限られるとなると、どうしても似たような感じに配置してしまい、なかなか納得できる生け方ができませんでした。
ニューサイランはややこしい
原産地はニュージーランドで、その繊維はマオリ族の伝統的な織物に用いられており、[マオラン]とか[ニュージーランドアサ]とかも呼ばれています。
ちなみに植物学的には蘭でも麻でもありません。蘭のすごーく遠い親戚でススキノキ科というオーストラリア特有のススキに似た細い葉をつける植物です。
ニューサイランを漢字で書く場合、[入才蘭]とか[新西蘭]とか書いたりします。
混乱しないためにもカタカナ表記がよさそうです。
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