架空スーパー

食品館：突発的な特売品

余剰品の受け入れ

　生産工場では発注を受けた数より多く商品を生産します。追加注文や不良品の差し替えに対応するためです。
では、それで余ってしまった場合、どうしているのでしょう？
　自社工場で販売？そうしている所もあるでしょうが、すべての工場でそうできるでしょうか？そもそもお客様が来れる場所に工場はあるのでしょうか？

受け入れ拒否の受け入れ

　スーパーではたまに、受け取り指定時間というものがあったりします。
　この時間に遅刻すると商品の受け取りを拒否されてしまうことがあるのです。
　そうなってしまった場合、運送会社はどうしているのでしょう？
　運送会社で商品を買い取り、横のつながりでお付き合いのある会社に引き取ってもらったりもしますが、その数や商品の種類によってはそれが難しいこともあります。

ＷｉｎＷｉｎＷｉｎ

　そんな捌くのが難しい商品を受け入れてほしいと依頼が来れば、最短１～２時間後には店頭に並びます。
　業者は不要在庫を抱えずにすみ、当店は商品を安く仕入れることが出来、お客様はお得にお買い物ができる。三方皆にっこりです。
　品質には何の問題も無いのに捨てるしか道の無かった商品です。文字通り捨て値でご提供いたします。

青果森本：高いものは仕入れない

　青果は鮮度と見た目です。
　市場は鮮度と見た目の良いものに良い値が付きます。味はその次です。逆に言えば鮮度か見た目のどちらかが悪ければ、その分だけ安くおいしい青果を仕入れることが出来るということです。
　多少鮮度が落ちているとはいえ、その日市場に卸された青果です。その日の内に食べてしまえばまったく問題ありません。
　キズが入ってしまった果物、曲がりすぎたキュウリ、日焼けなどで表面の一部が変色した野菜など、調理してしまえば関係ありません。
　新鮮かつ見た目の良いものをお望みなら他所で買ってください。
　訳アリ上等、クレームは受け付けません。瑕疵があるのは承知の上で、「とにかく安いものを！」ご提供いたします。

鮮魚稲田：数は少ないが掘り出し物はたくさん

　魚の仕入れは数十～数百箱単位でセリにかけられます。大手やチェーン店が一括で買い上げるためです。そうすると、数箱もしくは数十箱という端数が売れ残ってしまうことがままあります。大手やチェーン店ではその端数を改めて仕入れたりはしません。
　そうして売れ残ってしまったものを安く仕入れます。
　そのため、同じ魚を大量仕入れはできませんが、今晩のおかずの魚を買うお客様にはそんなの関係ありません。
　豊富な種類のお魚を早い者勝ちでご提供いたします。

精肉岩本：一頭買いでマニアックなお肉も

　「一頭買い」という言葉を聞いたことはありますか？
　本来ならお肉は捌かれた部位ごとに買い付けられるのですが、「一頭買い」とはそのままの意味で、一頭と呼べる単位で肉を仕入れます。要するに捌かれる前の段階です。
　捌くという工程を踏んでいない分、安く仕入れることができ、さらに当然ながら希少部位も含まれています。
　普通のお店では売っていない、マニアックなお肉も、希少で高価なお肉も、もちろんいつものお肉も安価でご提供いたします。