琳派調いけばな

花材： シャクヤク/ナルコユリ/バイカウツギ

　今回は前回に続き琳派用のお花器で生けました。
　琳派調いけばなは簡単に言えば、絵画の琳派っぽく花を生けるという表現技法です。
　形的には全体が扇形もしくは半扇形になるように生けます。
　今回、シャクヤクの配置は簡単に決まったのですが、ナルコユリとバイカウツギがなかなか定まってくれませんでした。
　ナルコユリは葉の柄で、バイカウツギは花と葉で、白と緑のコントラストを持ち、葉物・枝物の違いはあっても、双方曲線を描く花材なのですよね。
　定まってくれれば、きれいな春の絵巻物なのですが、そこまで行くのが大変です。