傾斜型 [瓶花]

傾斜型20181114 生け花
傾斜型20181114

花材:山茶花/菊/シャガ
主枝:山茶花/器の高さの1.5倍
副枝:山茶花/主枝の1/2
客枝:菊/主枝の1/2

主枝、副枝、客枝の山茶花、菊は案外簡単に配置できたのですが、中間枝がなかなか良い場所に収まってくれませんでした。特にシャガ。
これはもう、生ける度に納得いかな過ぎて、ギブアップして先生に直してもらいました。
3~4枚の葉で一株なのですが、これをばらしたり、まとめたり、思った方向に傾いてくれなかったりと手がかかり、いっそ無くても良いのでは?と思いましたが、枝物・花物・葉物で構成する以上、葉物であるシャガは必須なのです。

瓶花傾斜平面花型図
瓶花傾斜平面花型図

山茶花と椿の違い
 ぱっと見、未だに見分けがつきません。
 いや、ちゃんとしっかり見れば違いは判るのですけれど、花の形や葉の色と照りかたが遠目だと本当に分からないのです。私だけかもしれませんが。
 冬に雪の無い地方では道端なんかで街路樹と言うか、生け垣というかで、山茶花植えられている所ありますよね。一瞬、椿!?と思ってびっくりしました。
 山茶花と椿の明確な違いは花だと思っています。
 山茶花は花弁が一枚一枚独立しているのに対し、椿の花は花の付け根あたりで花弁がほかの花弁とつながっています。
 あと、花が散っているとわかりやすいです。山茶花は普通に花弁が散るのに対し、椿は花ごと落ちます。
 花の無い季節だと葉っぱで判断するのですが、山茶花は葉の縁がギザギザしていて、葉の裏側には葉脈に沿って毛が生えています。これに対し、椿は山茶花に比べて縁のギザギザが浅かったり、ほぼなかったり。葉の裏には毛が生えていません。
 ただ、この違いはそれぞれの品種によって変わってくるので絶対と言い切れないところがあります。
開花時期は、
     山茶花:10月~12月
     椿:12月~4月
ちなみに双方ツバキ科ツバキ属です。似て非なる、親戚みたいな感じでしょうか。

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