ならぶかたち

ならぶかたち20180523 生け花
ならぶかたち20180523

花材:トルコキキョウ/デンドロビューム/レザーファン/カスミソウ
主枝:任意:トルコキキョウ
副枝:主枝と同寸から2/3:デンドロビューム
客枝:主枝と同寸から1/2:トルコキキョウ
 私としてはカスミソウをもっと全体的に散らすのが好きなのですが、それをやると全体的にぼやけて締まりがなくなってしまうのですよね。先生の指導で必要最低限を散らすように生けてみました。

ならぶかたち花型
ならぶかたち花型

トルコキキョウは「トルコ」とも「桔梗」とも関係ない
 桔梗はキキョウ科で、トルコキキョウはリンドウ科です。科からして違います。
 和名は「トルコキキョウ」ですが、英名「ユーストマ」は、ギリシャ語の「よい(eu)」と「口(stoma)」を合わせたもので、「トルコ」も「桔梗」もかすりもしません。
 原産地はアメリカで、アメリカ大陸北部からメキシコまで分布しています。こちらでも「トルコ」とは無関係です。
 ではなぜ名前に「トルコ」がついたのでしょうか?
①つぼみの形がトルコのターバンに似ている
②原種の色がトルコ石に似ている
③外国から来たものの意味で「トルコ」をあてた
 クイズではありません。こんな説がある。というもので、諸説あり、はっきりしていません。
 次に「キキョウ」と付いた理由ですが、こちらは、「原種の色・形が桔梗に似ている」からです。
 昨今出回っている品種は八重もしくはフリンジなのでピンと来ないと思いますが、原種や一重はぱっと見、咲いた形が桔梗に似ています。
 今回生けているのはフリンジ種です。
 ちなみに学名から「ユーストマ」と呼ばれたり、旧学名から「リシアンサス」とも呼ばれるそうですが、やはり「トルコキキョウ」が一般的な呼び方として定着しているようです。

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